お疲れ様です。すずなりです。
みなさんいかがお過ごしですか?
最近、昼と夜の寒暖差が激しくて参ってます(;´д `)=3トホホ・・
いちいち服装を考えなくてはならないので面倒です。
また、体調にも影響を与えることもあります( >д<)、;’.・ ィクシッ
…みなさんも体調には気を付けてください。
そんなこんなで、今日は自動車に関して気になるニュースがありました。
それが、こちら(中国製「380万円EVトラック」が日本に参入の衝撃)
とうとう、日本の自動車業界に、中国のメーカーが参入してきました。今回紹介するニュースでは、日本企業が中国製のトラックを採用した話ですが、いずれは私たち個人も中国製の車を購入するときが来るかもしれませんね。
そこで、中国自動車や今回採用されたファブレスメーカーついて、調査してみました。
- ニュースの内容
- 中国の自動車メーカーについて
- ファブレスメーカーについて
目次
ニュースの内容
ニュースの内容をまとめると下記の通りです。
- SBSホールディングス(SBSHD)は、EVファブレスメーカーのフォロフライが開発するEVトラックを、協力会社も含めて1万台導入することを決めた
- このうちの一部(約2000台)が中国の国有自動車大手、東風汽車集団傘下の東風小康汽車が生産するEVトラックである
- 東風小康汽車製のEVトラックの販売価格は、約380万円/台で、夜間に6~8時間充電すれば、航続距離300 km走れるとのこと
- 中国製のEVトラックを選択した理由は、低価格高品質であったため。日系メーカーは価格が1000万/台以上と高額、他の海外メーカーは低価格だが品質に懸念あり
- ガソリン車と同程度の価格で導入が実現できた理由は、東風小康汽車製のEVトラックの仕様を日本向けに設計変更したことで、一から開発すよりも開発費を抑えられたこと、長寿命・低コストのリン酸鉄のリチウムイオン電池を搭載したことの2点である
- SBSHDは燃料費について、EVトラックを導入することで、ガソリン車よりも抑えられると考えている(電気代はガソリン代の半分と予想)
- EVトラックの市場投入に日系メーカーが遅れている理由は、従来の商用車並みの耐久性と品質をEVでも保つために、高額になってしまうため
まだ、私の周りでEV車を乗っている人はいないので、自動車のEV化についてあまり意識をしておりませんでした。しかし、このようなニュースを見ると、少しずつではありますが、自動車のEV化が近付いているように感じます。
中国の自動車メーカーについて
今回、EVトラックの製造を請け負うこととなった東風小康汽車(Dongfeng Xiaokang Automobile Co., Ltd.)について下記の通りです。
- 2003年設立で、年間40万台以上を生産、販売しており、販売する国は70以上にも及ぶ
- 親会社である国有自動車大手、東風汽車集団(Dongfeng Motor Corporation)は、上海汽車、第一汽車と並ぶ中国の三大国有自動車メーカーの一つである
- 東風汽車集団は、日産自動車や欧州系のステランティスといった大手外資メーカーなどと、中国国内で合併会社を設立している
- 東風汽車集団は、商用車部門ではシェア第一位である
ちょっと、情報が少なくて申し訳ございません(ホームページが中国語でぜんぜんわかりませんでした(*_*))。
ただ、中国では非常に大きな会社であり、販売する国は70以上にも及ぶことから実力があること、親会社が日産自動車や欧州系のステランティスといった大手外資メーカー会社と合併会社設立していることからブランド力もあることが伺えます。また、東風汽車集団は、ボルボグループ(スウェーデン)が主要株主(45%)となっております。
日本車が世界でも認められていることは、私が生まれたころから当たり前のように認識されていました。しかし、それはガソリン車での話で、EV車においては、日本よりも世界の方が先に進んでいることが考えられます。
ファブレスメーカーについて
ファブレスメーカーとは、下記の通りです。
- 自社で生産を行う工場を持たずに、アイデアや開発力を武器に事業を始められるシステム
- 製品の企画・開発に集中できること、市場の変化にスピーディーに対応できることが特徴
このニュースでは、日本企業が中国のEV車を採用したことが取り上げられていますが、個人的な注目点としては、日系の大手企業ではなく、ファブレスメーカーであるフォロフライの案が採用されたことです。これは、フォロフライがファブレスメーカーとしての強みを活かしたことで、中国製のEVトラックが採用されたのではないかと考えています。
今回、フォロフライが行ったことは下記の通りです。
- 東風小康汽車製のEVトラックの仕様を日本向けに設計変更したこと
- 長寿命・低コストのリン酸鉄のリチウムイオン電池(中国・CATL(寧徳時代新能源科技)製)を搭載したこと
どちらも、自社製品ではなく、他社の製品をもちいて、仕様や組み合わせの変更によって、顧客が満足する製品を提案することができました。また、現在、自動車業界はEV化によって大きく変化しており、日本はその波に乗り遅れていることがニュース等で言われています。フォロフライは、中国のEVトラックをもちいて、その隙をつくことができたため、採用されたと考えられます。
日本ではブランド力等から大手企業が強いイメージがありますが、今後はファブレスメーカーが、海外の優良な製品とアイデアを武器に市場を脅かしてくるかもしれません。
まとめ
- SBSホールディングス(SBSHD)は、EVファブレスメーカーのフォロフライが開発するEVトラックを採用し、このうちの一部が中国のEVトラックであった
- 東風汽車集団傘下の東風小康汽車は、年間40万台以上を生産、販売しており、販売する国は70以上にも及び、実力があることが伺える。
- 個人的な注目点としては、フォロフライがファブレスメーカーとしての強みを活かしたことで、採用されたと考えている。
今後、日本の自動車業界がどうなるかはわかりませんが、今回のニュースでは、今のところEV化で日本の企業が後れを取っていることが考えられました。私たちが乗る車がどの国のメーカーになるかわかりまでんが、日本の企業に頑張っていほしいと思っています。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
では、また(・ω・)ノシ