カメラ趣味の人であれば、だれもが一度は使ったことがあるであろう50㎜の単焦点レンズ。
標準レンズと呼ばれ、各メーカーが力を入れた写りの良い素晴らしいレンズを提供しております。
私はこの50㎜という画角を非常に好んで使用しており、スナップ撮影する際は、50㎜オンリーということもよくあります。
そのため、50㎜のレンズはいろいろと手を出してはいるのですが、ベストマッチするレンズというものになかなか出会えません。
これまで購入したレンズがダメなわけではなく、どれも個性がでており、良いレンズばかりです。
それ故に、マイフェイバリットレンズは?と聞かれても、これです!!とはっきり言えるものがありません。
昔から一つのものを選ぶことができない優柔不断さによるものなのか…
ただ、最近私が気に入るレンズの傾向は見えてきております。
それは開放で面白い描写をするレンズ、クセ玉と呼ばれるレンズです。
最近使用している Leitz Summarit 5cm F1.5も開放で非常に癖のある描写をします。
「ハイスピード」「ぐるぐるボケ」「虹ゴースト」という、レンズのダメな要素フルコンプしそうなレンズです。
このレンズは、上記のように開放で癖がすごい一方で、絞ればキレのある描写も見せる二面性を持っております。
また、ライカのレンズの中では比較的安いところも非常に有難いです。
最近のレンズは開放からも非常にキレのある写真が撮れるレンズが多い中、最近の私はその逆を行くレンズにはまっております。
開放はフワー、絞ってキリっしたレンズです。
このような味をもつレンズはオールドレンズに多いため、最近はオールドレンズに手を出してばかりです。
オールドレンズを買っていれば、マイフェイバリットレンズに辿り着くのか?
それとも、現代のレンズを買えば見つかるのか…まったくわかりません。
見つからず、手元にレンズが増えていくだけのような気もします。
それはそれで、面白いですね。