お疲れ様です。すずなりです。
11月になり、今年もあと残すところ2ヶ月ですね…毎年この時期になると、時の流れが速いなーと考えるのですが、なぜなんですかね(。´・ω・)?
ところで、皆さん10月の給料ってどうでしたか?私は10月は残業が多かったため、先月よりも給料が高かったです。ただ、微々たるものでしたが…
以前から感じていたのですが、働けど働けど給料が上がりません。
今回は、サラリーマンの悲しい現実に目を向けてみました。手取りが増えない原因をまとめると下記の通りです。
- 社会保険料の増加
- 日本の給与が30年間上がっていない
目次
社会保険料の増加
1ヶ月当たりの勤労者世帯の社会保障(平均値)の推移は、下記の表の通りです。
じわりと増えていますねー。2014年と2020年を比較すると7,767円/月増えています。年間だと93,204円です。日本は超高齢化社会に向かっているため、これからも社会保障は増加することが考えられ、負担は更に増加します。
給料が増加が見込めない場合、社会保障費でとられる額が増えると、手取りはどんどん減ってしまします。ちなみに、年収1,000万円でも、社会保障だけでなく、累進課税の影響によって手取りは600~700万円まで減るみたいです。
日本人の給与が30年間上がっていない
日本人の平均給与は、リーマンショック前の2005年くらいの水準に戻っただけで、給与が上がったわけではない。他の先進国と比較しても、日本は20年で経済成長し給与も上昇しており、日本人の給与は相対的に低い状態である(下記グラフ)。
日本の給与が低い原因は、下記の3つである(参考:日本人の給料がどうにも上がらない決定的な理由)
- 日本の雇用は、製造業のスタイルがベースにある。製造業は社員が一丸となって製品を作るため、個性より、チーム力が求められる。この考えによって、チームで一つの仕事を成し遂げようとするため、高い能力が必要ない代わりに、各個人の給与に差が出にくくなる。そのため、天才的な能力を持っていても、給与を上げる動機が会社側にない。
- 日本は、給与が低い代わりに、雇用が安定している。日本では、クビにならない、クビにしないという人材の流動性が低い状態であり、会社は社員を雇用し続けなければならないため、給与が低くせざるおえない。
- 一度上げてしまった給与を下げることに対して会社側が逡巡するため、成果に連動して給与を急激に上げることをしない。
日本の特殊な雇用環境によって、安定性はあるが、給与が上がりにくいシステムとなっている。ただし、近年、大手企業の大規模リストラが増えていることから、終身雇用の崩壊が徐々に始まっており、日本企業の雇用形態は変わる可能性がある。
まとめ
- 手取りが増えない1つ目の理由は、社会保障費が年々上がり続けていることであり、超高齢化社会によって、これからも上昇する可能性が考えられる。
- 手取りが増えない2つ目の理由は、日本の給与が30年経っても、上がっていないことであり、これは日本の特殊な雇用環境によるものである。
今のままでは、給与が上がらず、社会保障が増えていくばかりで、生活が困窮する可能性が考えられる。そのため、これからは、転職、副業、独立などリスクを負うことで給与を上げる必要がある。リスクがある以上、失敗する可能性も高いため、なるべく若いうちに行動したほうが良いと考えられる。年老いてからでは、失敗した際に挽回できる時間がないため。